富山地方鉄道射水線 昭和55年
富山地方鉄道射水線は、富山県の富山市と新湊市(現射水市)を結んでいた路線です。富山新港をまたぐ堀岡駅−越ノ潟駅が大型船の通過に
障害となることから、昭和41年に同区間が廃止となり射水線は分断されました。分断された西側の越ノ潟−新湊間は加越能鉄道に譲渡されま
した。これが現在の万葉線です。分断された区間は無料の渡船連絡となり、廃止区間上に新港東口駅が設置されました。これにより、射水線は、
新富山と新港東口を結ぶ、全長14.4kmの路線として再出発しました。
しかし、渡船連絡による乗り換えの不便さやモータリゼーションの発達により、射水線の乗客は激減しました。富山駅前駅への乗り入れを再開
するなど乗客減の対策をしましたが、乗客の増加には繋がらず、昭和55年3月31日の運行をもって廃止となりました。
朝は4連もありました 新富山駅到着 昭和55年3月14日 |
大勢のお客様が降りてきました 昭和55年3月14日 |
除雪用のボ2 昭和55年3月18日
元富岩鉄道(国鉄富山港線の前身)の由緒ある車両とのことです |
富山市内軌道線に乗り入れた射水線の車両はこちら、→
富山地方鉄道富山市内軌道線に展示しております。
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