33レの金太郎2連に乗車すべく18時22分発の32レに乗車。KR2連、ダイヤ上は
玉造町で金太郎2連と交換するので、八木蒔で下車。八木蒔駅では、降りしきる涙雨の中、
熱心に金太郎を待つファンが見受けられました。
32レ KRの車内 イルミネーションが点灯しておりました |
20分以上の遅れで八木蒔に金太郎は到着しました。車内は満員で立席それもドア付近。
独特のピッチング振動はこたえたが、逆にタイムスリップした気分。石岡到着後折り返しの
39レ〜44レ。乗り鉄を楽しみました。帰りの44レ、各駅で多くの地元の方々が
見送りをしておりました。自宅の雨戸を開けて、手を振る家族もありました。常陸小川駅
での最後のお別れに手を振ってくれている光景、胸が熱くなりました。
鉾田駅にて 時計は21時近くを指していたがこの人出 |
44レ到着後まずは夜の石岡駅、金太郎を撮影。
キハ601とKR505 この編成は? 鉾田方面に回送列車として 旅たって行きこの時は「廃車・解体」と思っておりました。むごい!!。その後この2両は 保存のため鉾田に向かったことがわかりホットしました。 |
撮影をしていると、ホーム前方から何か挨拶をしている雰囲気を感じ取りました。
44レで到着した金太郎は折り返し43レ石岡発鉾田行最終列車となります。
誰からとなく拍手・歓声が聞こえ移動してみると、感動的出発シーンでした。
「ありがとう」「お疲れさま」誰ともなく自然に発せられた生の声でした。
「何でなくなるんだ」と叫んでおられた方もいらしゃいました。ホームで見送る人と
乗客はテープで結ばれておりました。何がなんだかわからず、前にも行けず無我夢中で
シャッターを切りました。
刻々と石岡発最終の玉里行の時間が近づいております。本当に鹿島鉄道は廃線になる。
実感として熱く伝わってきました。当初の予定では、玉里行きに乗車予定でしたが、
限界となり、金太郎の乗車を胸にしまい、最終列車玉里行は乗車せず見送りに徹しました。
玉里行きの最終列車では乗務員さんに最後の花束が渡され、約30分遅れの23時、
石岡駅を出発。大勢の見送りの中、旅立っていきました。